今回はうっ滞性皮膚炎についてです

うっ滞性皮膚炎は下肢の循環障害によって主に膝から下に生じる皮膚の炎症です。症状として赤み、かゆみ、色素沈着、ときにびらん・潰瘍を生じます。
高齢者の方は風邪など体調不良をきっかけに寝ている時間が長くなり特に足の筋力が低下、起き上がりや立ち上がりが困難になってしまう事があります。実際にあった例ですが、インフルエンザにかかった事がきっかけでベッドからの起き上がりが困難となりトイレが心配で夜間も椅子に座ったまま寝るように、そして数が月後下腿1/3に潰瘍ができてしまいました。
生活様式の変化、ADLの低下から椅子での生活をいている方が多いかと思います。長時間椅子に座っていると膝から下が常に下がりっぱなしで血液が戻りにくい(うっ滞)状態となります。
 ➀夕方にかけて足のむくみがひどくなる
 ➁足の重だるさを感じる
 ➂痛みがある
 ➃こむら返りを起こす

皆さんはこの様な症状ありませんか?
予防のために
 ◎適度な足の運動・・・時々足踏みしたり、足首を動かしましょう(1時間の間に5分程度)
 ◎足の挙上・・・横になって足を挙上しましょう
※足がむくみやすい方は枕ひとつ分くらい足を高くして寝るといいです

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