たかが水虫でも早めの治療を!

みなさん水虫という感染症を聞いたことがあると思います。水虫は白癬菌というカビの一種が原因となり起こります。実は糖尿病患者さんにとって水虫は危険な菌でもあるのです。今回はその水虫についてお話しようと思います。
免疫力の低下しやすい糖尿病患者さんの足は感染症を起こしやすく、重症化しやすいといわれています。もし水虫にかかっていても、気が付かなかったり、手入れを怠っていると二次感染を起こし、壊疽へ進行してしまうこともあるのです。
水虫(白癬)には足白癬と爪白癬があります。足白癬には『趾間型』『小水疱型』『角化型』等の分類があり症状の出方も様々です。
『趾間型』
・趾の間にできる白癬です
・じめじめしたところに白癬菌は繁殖する為、通気性をよくすることが大切です。
・5本趾ソックスの着用をお勧めします

『小水疱型』
・足白癬のうちでもかゆくなることが多いタイプです
・小水疱や小円形の皮膚めくれが起こります
・顕微鏡で見ると白癬菌がたくさん見つかり、したがって重症型といえる

『角化型』
・角質が硬くなります
・角質が厚くなった部分にも白癬菌が住み着いています

以上が主な分類です。
もし当てはまる事があったら、早めに病院に相談してみるといいと思います。

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